虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロ・ロマンチスト

35歳になった。頭を悩ませていた希死念慮と承認欲求の交換ごっこも一段落し、人並みからは未だほど遠いものの、どうにか穏やかに暮らすことができている。友人から『良くも悪くも父に似てきた』と言われたことについて考えている。答えはいつだって出ない。

然、PCが起動しなくなる。電源が一切入らず、うんともすんとも言わなくなってしまった。慌てて友人O氏を頼り診断してもらい、電源ユニットを交換した。パーツ単位の値段がそこそこするというのもあり、だいぶ生きた心地がしない一日だった。ひとまず直ったので安心しているが、PCはこういうのが怖い。

プリゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』にハマる。バンドものの創作には人一倍めんどくさい僕だが、今作のシナリオは本当によくできているなと感心する。人とバンドをやるということ、楽器に思いを託すこと、音楽の楽しさ、そういったものを、なにかロックにと気負った感じではなくあくまで生活の一部として描いているのが好きだ。この手のゲームにありがちな音ゲーパートが特に面白くない以外は完璧。僕はハロハピと薫くんが本当にツボなのだが、どうやらしばらく活躍のターンが回ってこなさそうなのだけが残念ではある。

ークル冥魅亭の新作、『死神娼館』を購入、プレイ。18禁同人経営SLGという、あまり見かけないものであり、開発に2年ほどかかっている大作インディーゲーム、と言い換えることもできるだろう。SLGでありながら『死んで覚える』独特のシステムは人を選びそうだが、しかし優れた(経営)SLGのほとんどがそうであるように、止め時を失って黙々とプレイしてしまう魅力がある。野心作でありながらポップであり、こういった魅力が今の同人エロゲにはあるのだが、何せエロと不可分なので紹介が難しい。とにかく、面白いのは確かなので、ただただ『挑戦的で面白いゲーム』として、遊べる人は遊んでみてほしい。お薦めだ。

日のアルバムはお休み。