虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

空ははてブロ仕掛け

駿河屋から中古CDが大量に届き、リッピング作業に追われていた。一定数リッピングしてはCDの山を移動する作業はなんだか中古レコード屋にでもなったかのようで、奇妙な充足感があった。あまり浸ってしまうのもまずい、とは思うが。

作小説の執筆を始める。タイトルは『セラミックユースカルチャー』、僕なりのメフィスト系作家への敬意と再解釈を込めたもの、にしたい。カクヨムにて連載、予定。

SLG『もえくり2』にハマる。普段はSLGをやらないのだが(昔少しだけスパロボに触れたぐらいだろうか)今作はキャラが可愛いのと、アナログゲーム、もっと言うとTCG的な質感がかなり気に入っている。『モンスターコレクションTCG』にハマっていた頃を思い出す。要望としては対人戦がやってみたいな、と思うのだがいろいろ難しいのだろう。

日のCD。

Things Discovered 【初回限定盤】

Things Discovered 【初回限定盤】

 

People In The Box『Things Discovered』

日本のバンドによる10周年企画盤。2017年発表。ディスク1には新曲1曲、旧曲の新録を3曲、各メンバーのプロデュースによるセッション的な楽曲が各1曲で3曲、という計7曲。ディスク2はメンバーがセレクトした過去音源12曲をリマスターしたベスト盤となっている。全体的に、なぜこうなったのか、音源を聴くだけだと謎が多い。新曲、新録くらいまでは納得なのだが、各メンバーがプロデュースしたセッションは全体的にジャズ的な面白みはあるものの、バンドとして番外的なものだと言えるし、ベスト盤の選曲もバランスがいいとは決して言えない。しかし初回盤付属のインタビューを読むに、各メンバープロデュースによるライブの手応え、そしてバンドの歴史を一枚にまとめることへの抵抗感(というか、不可能だ)といったことが書かれており、ようやく納得がいった。確かに、『Ghost Apple』はひとつの作品として分解したくない、という気持ちも理解できるし、逆に『Bird Hotel』は(個人的にはすごく好きなのだが)メンバー各人に思うところのある作品のようで、入らなかったのも納得がいく(折角なら何か再録しても良かったとは思うが)。PVのある楽曲が代表曲だというのならYouTubeで観れば良いのだし(ほぼほぼ上がっている)、『メンバーによる発信であるからには偏っていた方が良い』という主張にも説得力がある。元々録音の悪いバンドだとは思っていなかったが、リマスターの効果がはっきり出ていたので(特に「気球」には驚いた)他の過去曲でも聴いてみたい、という思いこそ消えないが、充実の記念盤ではあると思う。ファン・アイテム色が強いが、ディスク2のベスト盤などはここから入っても良いか、という気もする。試みの新しさも含め、ユニークな作品。初回盤付属の全歌詞集については、もう少し装丁に凝って欲しかった気はするが。

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