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虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

ぼくは明日、はてブロのきみとデートする

幌旅行。目的は先日も書いたとおりPlastic tree春ツアー2016『剥製』だったのだが、他にもレコード、CD、同人誌etc...と様々な買い物をした。むしろそちらがメインだったのではないかというほど。単独で行動してしまうとどうしてもそうなる。今回は市電を一周していたときに見つけた昔ながらの古本屋といった佇まいの『漫画林』、そこから一駅のところにある、これまたレトロな中古レコード店『音楽創庫タナカ』を知れたのが嬉しかった。狸小路にあるので以前から通っていた中古レコード店『Fresh Air』がセールをしていたのも嬉しいサプライズ。しかしアルシュビルにあった『発見洞』はいつの間にか無くなっていたし、諸行は無常だ。僕の人格のいくらかは中古ショップに育てられたぐらいにまで思っているので、今なお頑張っている店が長く続いてくれることを祈る。

いうわけでPlastic treeのライブを観てきた。前回の『SLOW DIVE』ツアー北海道公演を体調の問題でキャンセルしてしまったことを悔やんでいたようで、いつもに増してかなり気合いの入ったセットだったように思う。アルバム『剥製』からの楽曲は概ね順当にライブ映えしているな、ぐらいの感想を抱いていたのだが、本編ラスト、タイトルトラックはただただ壮絶だった。空気が変わる、という体験。もともとアルバム中で一番気に入っていた曲ではあったが、これから聴く耳が変わってしまいそうだ。

ーシャルゲーム『駅メモ!』こと『ステーションメモリーズ!』にハマる。位置情報を利用してひたすら駅にチェックインするゲーム。ちょうど札幌旅行中は市電を一周したりしていたため、イエローライセンスを使用してちまちまと駅にアクセスしていた。

日のCD。

風道花うた

風道花うた

 

marble『風道花うた』

日本のオーガニック・ポップ・ユニット(公式より)によるデビュー5周年を記念したベストアルバム。2012年発表。いきなり自分語りから入って申し訳ないのだが、ベストアルバム・フェチだということに最近気がついた。もっと言うならば編集盤にフェティッシュがあるというか、何かしらの意図を持って既存の曲を並べ直して盤にする、という行為がいい。今作はベストアルバムらしい、シングル、提供曲、アルバムの主要曲と概ね発表順に並べたものであり、贅沢なつくりの一枚だと言っていい。marbleとしてのキャリアはこの一枚あとに出たオリジナル4thアルバム『未来スコープ』がピークであり最高傑作だと思っているし、そのまま無期限で活動休止となってしまうのだが、後期で最も重要だと思われるシングル「水彩キャンディー」はきちんと収録されている。あくまでJ-POPを基調に、ギターポップネオアコといった要素とエレクトロニカ由来であろう電子音、ストリングス等をあくまで清涼感を失わなず、かつ大仰にならないよう取り込んでいくスタイルは当時コロンブスの卵的だったというか、未だ同じと言えるような音楽性のアーティストを見ない、オリジナルなものだ。2nd、3rdでバンドサウンドに接近し、なおかつアコースティックな企画盤を製作するなど、作り込まれたポップスでありながら人力の肌触りを失わないのはなるほどオーガニック・ポップ・ユニットと名乗るだけのこともある。個人的に2nd、3rdのバンド路線があまり好みではないということもあり、1st、前述の4th、そして今作と並べて薦めたい。シンプルながら名編集盤。