虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロで煙草を吸わないで

週のお題「修学旅行の思い出」ということで書いてみる。青森に行ったときの、弘前城の満開の桜が忘れられない。青函トンネルの、青森に入った瞬間の、空気が変わったような感じ、も懐かしい。その後に東京や京都など、大きな街にばかり行くようになってしまったが、またいつか行きたいものだ。

題「お部屋自慢」ということで書いてみる。これまでは来客を圧倒するような棚の本が鎮座していたのだが、だいぶ減らせた。ヴィジュアル的にはだいぶ物足りなくなってしまったが、これからおしゃれに模様替えする楽しみがあると思えば部屋の片付けも捗ろうというものだ。

のような時間。札幌にて、『Dream Violence Vol.36』と『NAVYO presents NOCON vol.13 We love b.t.b! We love Hideki Yoshimura!』を観る。bloodthirsty butchersを慕う人たちを中心とした、パンクのお祭りみたいなものだ。ライブについてのレポートはまたきちんと記事にするが(ZINEなどで発表したい)、簡単に旅のメモ書きなどを残しておく。

5/26。昼から高速バスで札幌へ。久しぶりに観られる、会えるという期待のため、スマートフォンでずっとDischarming manを聴いていた。宿である『ゲストハウスやすべえ』の近所のパン屋『ペンギン』で昼食を買い、チェックインし、ロビーの喫茶で一息つく。『ペンギン』のパンはそこそこ安価で美味しく、ザウアークラウトを挟んだホットドッグやクリームの甘さも上品なフルーツサンドなどに感銘を受けた。まだ時間に余裕があるため、ライブ前に町中で買い物をする。イエローサブマリン札幌RPG館へ。久しぶりに入ったが、ちょうどボードゲーム熱が高まっていたため、宝の山だ。迷いに迷ったが『インフェルノ』(ライナー・クニツィア)のみ購入。まだ時間があったため4丁目のツタヤへ向かい、あがた森魚カルメン・マキを借りる。郵送で返却できるのがありがたい。

『Dream Violence Vol.36』はDischarming man企画によるライブ・イベント。会場である札幌161倉庫の雰囲気がありすぎる古さに若干不安になるが、メンツも良いしピースフルな空気がオーガナイズされた最高の空間だった。物販ではTG.AtlasのTシャツや松石ゲル(PANICSMILE)関連音源、前に観た際よりあまりにもカッコ良く進化していたDON KARNAGEの1stアルバムなどを購入。

終電ぎりぎりで宿へ帰り、セブンイレブンで買ったスープを食し、さっとシャワーを浴びて寝た。

5/27。『ペンギン』は10時開店ということで朝食には遅く、仕方ないのでセブンイレブンで買いさっと済ます。家族や友人への土産物を探しに町中へ。土産物屋もだが、イエローサブマリンボードゲームなど買って渡すのもいいかもしれないな、と思い再訪。『HANABI』や『シェフィ』などの名作と言われるものを購入。その後、『みよしの』でぎょうざカレーを食し(B級グルメ的ではあるが、なんだか食べたくなる)、友人K氏と合流。ドトールで、創作論から世間話まで積もる話に花を咲かせた。さらに友人M氏とも合流し、たまたまやっていたタワレコカフェのBUCK-TICKコラボへ。M氏と2人でBUCK-TICKの魅力についてK氏にプレゼンしたり、音楽の話で盛り上がる。

K氏と別れ、M氏と『NOCON vol.13』へ。通称『吉村会』。bloodthirsty butchers故・吉村秀樹を偲ぶ会、というかそれをきっかけに集まってワイワイとライブをやる集まり、という感じ。パンクのイベントでありつつもあくまでハッピーでピースフルなのは吉村さんの人柄なのか、周りの人柄なのか(こっちのような気はする)。M氏のバンド仲間を紹介してもらったり、物販にいる演者と話し込んだりしつつ(いい人ばかりだった)、ライブ本編もとにかく素晴らしいというか、とんでもないバンドがずっと続いて唖然としっぱなしだった。札幌の、周辺のシーンはこんなに面白いのか、ということに気づくのは少し遅かった気がするが、気が付かないよりは断然良い。終演後はM氏と別れ、宿へ。道中セブンイレブンでおにぎりとパンを買い、夕食と翌日の朝食とする。到着即就寝。

5/28。朝食を摂るとあとは特にすることもないので、チェックアウト後はbloodthirsty butchersを聴きながら早めにバスターミナルへ。喫茶コーナーでアイスコーヒーを飲み、バス停へ。高速バスで夕方には地元・帯広に到着。

まずは現地でお世話になった方々に感謝の念を。繰り返しになるが、とにかく夢のような時間だった。あらためてbloodthirsty butchers吉村秀樹という存在の大きさ、現在の札幌ハードコア・シーンの活況を肌で感じられた。

日のCD。

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DON KARNAGE『reminiscence』

日本のバンドによる1stフル・アルバム。札幌ハードコア、の最新型ということで紹介してみる。竹林現働プロデュース、ということもあり、どこかCOWPERSやzArAmeといったバンドからの影響も伺わせつつ、もっとシンプルかつ性急なビートでかっ飛ばす。かと思えばテンポを落としてスローな表現でもその殺傷力は衰えることなく、どこまでもザクザクと、しかし決してスポーティに陥ることが無いままに聴き手を挑発し続ける様が正しく札幌ハードコア。最初にライブで観た時と比べて特に遅い曲での殺傷/表現力が増しており、シンプルで凶悪、しかし決して単純なわけではないという理想のサウンドを実現させている。札幌ハードコアってどういう音楽?という人が最初の一手として聴くのもいいだろうし、bloodthirsty butchersからの影響を求めかつて熱狂した人々の耳にも届いて欲しい。NOT WONKが全国規模でその名を轟かせつつある今、共に盛り上がって欲しい名バンド名盤だ。お薦め。