虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロのグルー

稿。というわけで、告知。

月、6/17(日)にホテルさっぽろ芸文館で行われる北海道COMITIA8にサークル『Survival Sickness City』で参加します。新刊は以下の二点。

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「外は天気雨。目の前に、花嫁がふたりいる。」

『結婚式』と『百合』をテーマにした書き下ろし小説。スターターブックよりプロトタイプ掌編「銀幕の雨」収録。

狐の嫁入り
一次創作長編小説
A5判 本文28ページ 500円 イラスト:いな(@xxequal)

 

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サブカルチャーを愛するすべての人へ捧げるファンジン第3号。特集は南米とゲーム『VA-11 Hall-A』。

『CONSOMME CUBE Vol.03』
A5判 本文20ページ 400円 イラスト:山田まりん(@the886lab)

・コラム:『VA-11 Hall-A ――最新の、そしてもう一つの南米文学の形』(先行公開中
・ゲームレビュー:『ゆめにっき』
・ゲストページ:山田まりん(from『the886lab.』)
・ブックレビュー:『悪魔の涎・追い求める男 他八篇』、『CITY (1)』
ポルノグラフィティ全オリジナル・アルバム・レビュー(後編)
Spotifyで聴けるシェフのおすすめプレイリスト『The Other Side of Glitch City』
・エッセイ:『ミロンガを想う』
・詩:『屑鉄』

その他、既刊も在庫のあるものは一通り持っていきます。宜しくお願いします。

 

週のお題「おかあさん」ということで書いてみる。母には本当に苦労をかけ通しで、どう孝行したものかな、とずっと考えている。こうすればいい、終わり。ということも無いのだろう。常に感謝と尊敬の念でもって日々を過ごしていきたいものだ。

日のCD。

Country Kill

Country Kill

 

 JOY HEIGHTS『Country Kill』

日本のバンドによる1stアルバム。2008年発表。ここのところMO'SOME TONEBENDERをよく聴いており、とはいえ『The Stories of Adventure』は名盤!「足跡とショートホープ」名曲!みたいな、五億六千二回ぐらい言われていることを繰り返してもしょうがないのでメンバーの関連音源を。大友良英百々和宏/tatsu(レピッシュ)/中村達也、という、字面から音楽が聞こえてきそうな面子で録音されたアルバム。基本的には足回りを軽くしたKing Crimsonがジャム・セッションしている感じというか、もともとライジング・サン・ロック・フェスティバルの企画で意気投合した企画だったらしいのだが、あの現場、RED STAR FIELDの夜中を知っている人間であれば問答無用でエキサイトできそうな内容。おそらく現場の熱量は凄まじかったのだろう、という想像で止まってしまうのが惜しいアルバムではあるが、それでもなお、この音源を越えてくるような格好良さというのは他ではあまり見かけないし、シンプルに辣腕同士の真剣勝負、ということで聴いてみて損はない。モーサム関連音源というには若干、百々の影が薄い気がしないでもないが、これはこれで、ロックンロールバンドであるモーサムとはまた違った一面が感じられて良いのではないだろうか。複雑な味わいの良盤。

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日のCDその2。

スペースシャワー列伝~宴~

スペースシャワー列伝~宴~

 

V.A.『スペースシャワー列伝 ~宴~』

日本のライブ企画によるコンピレーション。2002年発表。モーサム関連でもう一枚。企画自体は今でこそすっかりお馴染みとなったものだが、流石に16年前の面子ともなると凄まじい。メジャー・レーベルで選んだ裏『極東最前線』とでも言うべきか、当時はハードコアが如何に時代のポップまで接近していたか、という記録として意義深いアルバム、だろう。Scoobie Do怒髪天THE BACK HORNといったバンドの初期の(隠れた)名曲、NAHTfOULといったそれこそ『極東最前線』勢、今となっては懐かしい名前まで、本当に捨て曲のない名コンピであり、繰り返しになるがメジャーでこれを編めたというのは本当に奇跡的だと思う。

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ズブズブのグランジっぷりが微笑ましい。少しPlastic Tree風でもある。

 

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