虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

悩み多き者の往くはてブロは

り急ぎ、というには遅くなってしまったが、4/8,9に札幌SOUND CRUEで観たライブの感想を書いていきたい。

水玉さがし。去年出たという『レイトショー』のトレイラーを聴いた限りだとピンときていなかったのだが、とても良かった。ピアノ兼ヴォーカル/ギター/ベース/ドラム/アコーディオン兼トランペットで奏でる、プログレッシヴ(≠プログレ)な歌謡曲乱暴に薦めてしまうのならば『クラムボン化したEGO-WRAPPIN'』というところか。いやしかしその2バンドと同等かそれ以上のものを持っているバンドだったと思う。大人のおしゃれを感じさせるバンドだ。

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DON KARNAGE。真っ当に、と言ってしまうには語弊がありそうだが、格好良いハードコアパンクだった。縁あって最近こういったジャンルのバンドをしこたま観ているのだが、演奏は上手いし、伝えること、に対して真摯だな、と思う。メタル的なフレーズでまんまとブチ上がる。

 

DOIMOI。噂は聞いていたが、去年に奈良で観た際よりも相当に仕上がっていた。より筋肉質なサウンドというか、メタル・バンドとして正しく在ろうとしている感じ、というか。今回は他バンド/客ともにDOIMOI歓待(もしくは迎撃)ムードということで長めのセットであり、大好きな「カレンダー」を聴けたのが嬉しかった。

 

Discharming man。ブチのめされた。フロントマン蛯名氏の、『世界に対するまっすぐさ、純真さ』のようなものが感じられ、それなりの数ライブに足を運んでいる僕が久しぶりに出会った『魂が音楽の色をしている』人だ、という思いで涙腺を緩ませながら観ていた。誤解を恐れずに言うのならば、とても怖い人。だからこそ、信頼できる。

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翌日、同所にてzArAme。札幌ハードコアの重鎮(蛯名氏もそうなのだが)らしい、それでいてきちんと今を感じさせる貫禄の音。あまりの轟音(イヤープロテクター有りでもかなりのもの)が信念を持って鳴らされている、というのがきちんと伝わってきて胸に詰まる。

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とにかくすばらしい音楽に漬け込まれた最高の二日間だった。当日に購入した音源やそれ以外の話は改めて書きたい。