虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロブギウギ

っとゲーム漬けだった。下記の『Love』という、アブストラクトなアクションゲームがひたすら面白く、というよりは心地よく、空いた時間に、ヘタをすると時間をそのために空けてまでも黙々とプレイし続けた結果、Steam内で最もプレイしているゲームとなってしまった。操作性の良さ、音楽の心地よさ、価格の安さ(DLCのサウンドトラックも安い)と、ひとつストックしておいて空き時間にプレイするには最高のソフトだと思う。お薦めだ。

ンド関係の友人と半年ぶりぐらいに飲む。相変わらず、オンリーワンのノリに安心する。謙遜ではなく、決して僕は人付き合いのうまい方ではないので(それでよく失敗しているし)こうして付き合いの切れない友人というのはありがたいものだ。

突にザ・クロマニヨンズにハマる。RSR'15特番をぼうっと眺めていたら「エルビス(仮)」の映像が流れ、相変わらず、と言い切るには貫禄を増したステージングとぎりぎりまで引き絞ったビート・パンクにグッと来てしまい、慌ててベスト盤と最新作を借りてきた。ロックンロールでここまで引き算ができるのか、というのと、それが貫禄とすら言える格好良さにつながるのはどちらも謎だ。最初に「タリホー」を出した際、この路線で行くのであれば苦手だな、と思い触れずにいたのだが、きちんと聴いておくべきだった。『ロックンロール』だとか『パンク』という音楽を聴く際の、ひとつの基準にすらなり得るのではないかと、思う。

日のBGM。

懐かしの歌声名曲集/東京ブギウギ

懐かしの歌声名曲集/東京ブギウギ

 

笠置シヅ子『東京ブギウギ』

日本の歌手が残した録音をまとめた編集盤。1994年発表。ドラマ『ロング・グッドバイ』で一瞬だけ氏が「ジャングル・ブギ」を歌っているシーンが映るのだが、あまりに格好いいというか、エネルギッシュだったため聴いてみた。僕が敬愛するスカパラも(僕が知る限り)2曲カヴァしているのだが(前述の「ジャングル・ブギ」と「ラッパと娘」)、迫力ではとても敵わないというか、あのスカパラが良くも悪くもスマートでモダンなのだということを実感させられた。ほとんどパンキッシュと言っていい活力そのものの歌声と、グッド・グッド・オールディーズの言葉で済ませるにはあまりにも洒落て、なおかつ力強いオケに魅了される。古い録音を『今でも通用する』とはなかなか言いづらいし、音質だけで苦手な人間もいるのだろうとは思うが(僕は逆にこの手の音源を聴くとテンションが上がってしまうのだが)それでも強く薦めておきたい。シンプルに『格好いい』。