虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

ジ、エクストリーム、はてブロ

画『DOCUMENTARY of AKB48』シリーズをまとめ観していたら大島優子に恋しそうになっていた。危ない。彼女が卒業していたのが救いだとしか言い様がない。いくらか残念ではあるものの、リアルタイムでハマらずに良かったと思う。

画『バードマン(あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が良かったので同監督の『バベル』を観る。重くシリアスな映画体験に疲れはしたが、得たものも大きかった。多彩な価値観についての映画であり、作中では主に民族間のそれが描かれているが、もっとミクロな視点で考えられる問題であり、未だアクチュアルさを失ってはいないはずだ。

回は映画ネタ尽くし。『キムチ・ウェスタン』とも言われた韓国製活劇映画『グッド・バッド・ウィアード』を観る。満州国を舞台に、『続・夕陽のガンマン』をオマージュしながらももっと現代的に、かつ美しく魅せる今風のよくできた映画だった。キャラ造形や話運びが漫画的/低年齢向け感がある(わりにはえげつない描写もあるが……)ため好き嫌いは割れそうだが、全面的に支持したい。ここまで好きなタイプの映画も久しぶりだ。

のBGM。

六喩

六喩

 

深町純と21stセンチュリーバンド『六喩』

日本を代表するピアニスト/シンセサイザー奏者、深町純による1975年作。プレ・フュージョン期のジャズ・ロック/プログレッシヴ・ロックの隠れ名盤だ。深町純以外にも、村岡健(Sax)、村上“ポンタ”秀一(Dr.)、大村憲司(Gt.)、小原礼(Ba.)、浜口茂外也(Perc.)といった、当時の名スタジオ・ミュージシャンにしてジャズメン達の熱演が聴ける。当時の名バンドとしてWeather ReportやReturn to Foreverといった名前を引き合いに出すのは簡単だが、どちらかといえば大野雄二の仕事あたりに通ずる、当時の日本でしか鳴り得ないサウンドと言った方が正しいかもしれない。特に20分に迫る表題曲は圧巻の一言であり、今なお唯一無二の説得力を持って耳に迫ってくる。似た面子の仕事として、コンパクトなうたものではあるが、五輪真弓『冬ざれた街』も素晴らしい演奏が聴ける一枚なので薦めておく。

冬ざれた街/五輪真弓LIVE

冬ざれた街/五輪真弓LIVE

 

こういった感じで、scsidnikufesinリスペクトの気持ちを忘れずにレビューを続けていきたいと思う。