虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

五大湖はてブロバースト

週のお題「行ってみたい時代」

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やはりROLLYはカヴァが上手い。

突に、face to faceというバンドの話をしたいと思う。1stがFat Wreckから出ている、所謂メロコア・バンドなのだがそれにしては幾分いかつく、その後大胆なEMO化をはかり(The Get Up Kidsなんかも後期はそうだったが)もとのファン層に見限られ元の音楽性へと舵を切り直すもそのまま解散してしまったという哀愁のバンドだ。僕が初めて聴いたのは『Reactionary』という、EMOサウンドから(タイトル通り)立て直しをはかろうとした時期のもので、買った当初はピンと来ていなかったものの、そういえば聴いていない、売るかどうかもう一度だけ聴いて判断するか(この行為を、愛読しているブログにならって売りCD裁判、と呼んでいる)と思ったら「Shame On Me」という曲に泣かされてしまい、それからアルバムを買い揃えるようになった。

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face to faceというバンドは基本的に中古がべらぼうに安く、近所のブックオフに行けば再結成作以外のアルバムは500円以下で、ヘタをすれば280円で置いてある。思い入れがあるのはやはり『Reactionary』だが、初期の代表作はFat Wreckから出た1st『Don't Turn Away』やメジャーデビュー盤2nd『Big CHoice』。EMOサウンドであれば『ignorance is bliss』、カヴァ集の『standars and practices』、バンドとしての地力を感じたいなら『Live』という選択肢もある。前述の通り、すべて500円以下で買えるので気になったら是非とも聴いてみて欲しい。

宅へお邪魔し、パン屋のパンをつまみながら久しぶりに『宝石の国 カードゲーム』に興じる。このゲーム、僕が素人なりに遊んできたあらゆるアナログゲームの中で屈指に好きなのだが、おそらくゲームデザインに惚れたのだと思う。もともとアブストラクトなゲームが好きだったのだが、中でもこのデザインは僕の好みストライクであり、僕が考える『理想の(アナログ・)ゲーム』に近い。カナイセイジ氏の他の仕事は寡聞にして知らないのだが、今作だけでも天才だと断言できる。