虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

ぼくのはてブロな日常

元の読書会に参加した。今週のお題が『人生に影響を与えた一冊』なのでなんとなくつながりを感じるが、ファミレスに集まり夕食をとりつつ最近読んだ本について話す、というゆるめの集まりだった。てっきり小説の話をする場だと思っていたら実用書が場を支配していたのが少々残念ではあったものの、楽しく終えられた。僕が持っていった大谷崎の魅力はいくらかでも伝わっただろうか。

意にしている地元の中古屋『リサイクルブック』に赴く。本とCDを5500円分売り、本とCDを5500円ほど買ってきた。等価交換。Apple Musicの導入によってCDを買わなくなるかというとまったくそんなことはなく、むしろApple Musicで出会った素晴らしい音源をCDでも持っていたいと思ってしまう始末。病気が治ることはなさそうだ。

しい報せ。ジュブナイルポルノ・レーベルの新鋭『えちかわ文庫』が(事実上、だろうか)無くなってしまったことを関係者に教えてもらう。

これが ヴァージン文庫であったなら一笑に付すのだが(そうされるのをレーベル側が意図していたようにも思えるし)えちかわ文庫となると話は別だ。ジュブナイルポルノのレーベルであるからにはエロ小説なのだが、他レーベルとは違う、独特のエモーショナルとポエジーを兼ね備えた世界観があった。これから揃えていこうと思っていた僕が言うのもなんだが、未読だという大勢には特に幌井学司氏の作品は読んでみてもらいたい。幌井氏にジュブナイルポルノという形で小説を書かせたことはえちかわ文庫による偉業であり、出来ることなら別レーベルに移ってでも書き続けてほしいと思う。

画の製作を再開する。どうせならサークルの宣伝などを形に出来たらと思う。アニラジに憧れのある身として、ああいった形式に近いものを作ってみたい。無論、そのまま似せても駄目だというのは理解しているので工夫しなければならないのだが。