虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

誰もはてブロはならぬ

DLsite.comにて『DRAGON WAND'ER -勇者セレネとドラゴンの杖-』(リンク先18禁)を購入。所謂『エロRPG』という、同人エロゲ界隈のごく一部でしか通用しないジャンルの作品なのだが、これがとても良い。何よりGB時代を思い出させるようなモノクロの雰囲気づくり(c クラウドベリー・ジャム)がうまく、レトロ風ゲームとして良く出来ている。また、そういった部分とエロゲとしての側面が違和感なく溶け込んでいる、というのはこのジャンルに馴染みが無いので当たり前のことを言っているのかもしれないが、感心してしまった。これまでこういった『遊べる同人エロゲ』界隈には極力手を付けずにいたのだが、ハマってしまいそうだ(シコれるかどうかはまた別の話なのだが)。

記のような、というか『雰囲気づくり(c)クラウドベリー・ジャム』なんて表現が浮かんでしまったため、Apple MusicでCloudberry Jam『Providing The Atmosphere』を聴く。思い出の中の音よりもかなり良くて驚いた。15年かそのぐらい昔にレンタルした音源をMDにダビングしてよく聴いたものだが、すっかり忘れかけていた。『スウェディッシュ・ポップ』というタームのトホホ感は『アシッド・ジャズ』とタメを張るものだろうが、単純に高クオリティなジャジー・インテリア・ミュージックとして最高であり、よくわからないがDJなどで使ったら逆に面白いのではないだろうか。少なくとも自分ならそうする、ような気がする。

いたばかりの『駆け出しアイドルRPG ビギニングアイドル チャレンジガールズ』リプレイパートを読む。あくまで雰囲気を掴むもの、という印象が強かったが、面白かった。せなっぱ氏のリプレイはコンベンション経験をもとにした文章という感じで、ゲームそのものもそうだが卓の雰囲気をうまく伝えようという努力が伝わってくるもの。ルール的には流行りのアイドルアニメ(に、限らないかもしれないがあくまで中心はそちら)を再現したり独自の路線を見出したりするTRPG。こちらは女性アイドルだが男性アイドルも近々出るようなのでそちらも購入しようと思う。何気に冒険企画局のゲームは『キルデスビジネス』しか持っていなかったので、他のルールというのがなんだか新鮮だ。