虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

普通のはてブロ

週のお題「夏休み」ということで書いてみる。人生是全て休みみたいなものだが、近年は夏の暑さにやられて特に何もできずにいる。とはいえ、冬は冬で寒さにやられてほぼ冬眠のように眠っていたりするのでどうにもならない。

 

Rising Sun Rock Festivalのタイムテーブルが出たので、行動予定表を作ってみた。

ためてぼ天国

今回はLiSAと吾妻光良がドン被ったのが残念だが、あとはのんびり回れそうだ。あとは体力だけが問題だが。

 

っちゃんの新曲NAHTみたいな件。

アルバム自体も良かったので、また改めてレビューしたいところ。

末はフジロックの配信を観た。GEZANが断トツでヤバく、おそらくショック度でいえば平沢進+会人も相当なものであり(久しぶりに「オーロラ」を聴いて懐かしくなった)、toeは意外にきちんと触れていなかったな、と思ったら良い意味でポストロックの軛から外れたような、有機的なグルーヴと熱量に感心。EGO-WRAPPIN'はもっと観たかったし、キセルは一曲目から「くちなしの丘」でこれも懐かしくなり(初めてバンドでコピーした曲だったりする)、THE WATERBOYSを聴いて下北沢に行きたくなり、竹原ピストルの「アメイジング・グレイス」に泣き、KING GIZZARD & THE WIZARD LIZARDのダイハードなメタルっぷりに笑ったりした。途中、友人と実況してみたりもして、やはり祭としてのロックフェスは楽しいし、それを配信で観ることができるというのは本当にありがたいな、と思う次第だ。いや、やはりそれにしてもGEZANは凄かった。

 

譜1stワンマンライブ『不可解』の中継をたまたま観る。シンプルに今の流行というか、ユース・カルチャーに触れたな、という印象が強く残る。ああいうコンテンツに触れると自分がロリコンである(または、そういった要素がある)ということを否応なしに突きつけられる気がしていくらか思うところがないでもない。

 

日の音源。

闘争のエチカ(上巻) “L' éthique de la lutte Un” [USB]

闘争のエチカ(上巻) “L' éthique de la lutte Un” [USB]

 

 菊地成孔闘争のエチカ(上巻)』

日本のミュージシャンによる、『ゼロ年代未完全集』上巻。遂に購入してしまった。菊地成孔が『音楽家としてのゼロ年代の仕事』から選び抜いた音源を上下巻のUSBメモリとして販売し、本人書き下ろしの解説を加えたもの。上巻はベスト選集であり、概ね既に聴いた作品ではあるものの、まとまった解説を読みつつ聴くとまた良さがある。おそらく今作の目玉はDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの2007年に行った解散ライブ(まあ再結成したが)音源だと思うのだが、『フランツ・カフカアメリカ』発表時の演奏であるため、非常にアブストラクトというか、これまでに行ってきた実験の成果を発表する場、という印象。とてもエキサイティングな演奏であり追体験ではあるのだが、解散したのも頷ける、ような気がする。UAとの『CURE JAZZ』が権利関係で収録できなかったり、映像面に於いてもいくつか観てみたかったものが権利の関係で収録できなかったという話であり、残念なところはある(収録音源の一覧はこちら)。しかし、『菊地成孔』というミュージシャンの活動を俯瞰するという意味では十分な作品集であり、映像、画像、文章、音源と一通り楽しめるという意味で今でもお薦めできる作品集なのではないかと思う。革張りのケースから(まるで貴金属か何かのように)銀のUSBが出てくる体験はなかなか笑えるものであるし、お薦めだ。

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