虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロ食べちゃいました

題「特大ゴールデンウィークSP」ということで(なんだこのお題)書いてみる。家族で食事に行き、ブックオフのセールでCDを買い込み、steamでセールになっていたゲームを買い込み、同人RPGを買い、プレイし、唐突な寒暖の差に死にかけ、そろそろ連休も終わろうとしている。そういったわけでGW中はひたすら休んだり遊んだりしていたのだが、そろそろ6/30の北海道COMITIAに向けて原稿を進めなければ。今回は同人ディスク・ガイド的なものをやる予定で、初の評論島だ。どうなるか楽しみ。よろしくお願いします。

しぶりにゲーム熱が再燃。GW中にsteamのセールでいくつか国産のビッグ・タイトルを買い、DLsite.comで同人RPGなどを買う。『SEQUEL blight』という、同人エロRPG(なので気になる人は各自検索してみてほしい)が、エロがどうこうというより(いや好きだが)あまりにも面白くて今現在も黙々とプレイしてしまっている。元々著名なフリーゲーム作者だったそうで、そちらにも手を出してみたいが、このままだと無限に時間を吸われてしまいそうだ。

だでさえ普段からCDばかり買っているのだが、GWでブックオフがセールだったため、しこたまCDを買い込んでしまった。ある程度棚を絞るためによほど特別な盤以外はメルカリに出すようにしているのだが、もう少しいいペースで売れてくれたら嬉しいのだが。

日のアルバム。

アメリカのバンドによる企画盤。2004年発表。

ex-Soft Machine、GONG他のDaevid AllenがアメリカでUniversity Of Errorsというバンドを立ち上げSoft Machine幻の発掘スタジオ録音集『Jet Propelled Photographs』をリメイクしたという、ディスクユニオンをして『掟破り』と言わしめたアルバム。なのだが、ならなぜ唐突に紹介したのかというとこれが意外にも初心者向けの音源じゃないかと思うからだ。そもそものDaevid Allenという人は圧倒的に宇宙を持っている人というか、存在が宇宙みたいな人なので、たとえばGONG『YOU』であるとか、歴史的名盤を聴いてみてもなかなかその片鱗も全体も掴めず、困惑してしまいがちだと思うのだが(僕もそのひとりだ)、今作は最近の若手と組むことにより、硬質なジャズ・ロックと無限の広がりを持つサイケデリックがいいところで折衷されている。たとえばSoft Machineの近作のような懐メロ同窓会感覚(あれはあれで嫌いではないのだが)もなく、シンプルに『今様のカンタベリ・ミュージック』としてお薦めできるかっこいいプログレ、なのではないかと思う。文脈こそこんがらがっているが、だからこそ色々な『最初の一枚』として機能するだろうし、このまま『マニアックな企画盤』にしておくのも惜しいな、と思う。お薦め。

 

日のミニ・アルバム。

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MO'SOME TONEBENDER『Youth』

日本のバンドによる『レンタル限定』ミニ・アルバム。2010年発表。地味に探していたのだが、ようやく入手できた。アルバム『STRUGGLE』発表に備え、アルバム内からタイトル・トラック「youth」と、配信限定シングルであった「Bluebird is Dead」、そして5曲のライブ音源を収録したもの。個人的にライブ盤フェチだというのと、特に「ロッキンルーラ」、「BIG-S」(フリクションのカバー)のライブ音源が聴きたかったのだが、もうめちゃくちゃだ。とにかく割れっぱなし歪みっぱなしの、うねりのあるノイズ、といった音源が5曲分続く。確かに「GREEN & GOLD」は名曲だな、と思ったりはするものの、基本的にはよっぽどのファンか、『潰れたロックバンドの音が好き』というフェチ(そんないないとは思うが)以外は手を出さなくてもいいと思う。基本的には『STRUGGLE』で事足りる盤だとは思うが、面白かったので紹介してみた。よっぽどの物好きにはお薦め。

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