はてブロのロックンロール
次回11/5の北海道COMITIAにサークル参加できることとなったので、ラジオを更新した。
どちらかというと雑談が中心になってしまったが、聴いてくれると嬉しい。
無事入稿。というわけで11/5発売の新刊の告知をする。
『CONSOMME CUBE Vol.02』
・ポルノグラフィティ全オリジナル・アルバム・レビュー(前編)
・水玉さがし全音源レビュー
・Spotifyで聴けるシェフの気まぐれプレイリストVol.02『魔法検定シリーズ・イメージサウンドトラック』
・ゲームレビュー:『Gunpoint』、『Salt and Sanctuary』
・ブックレビュー:森田季節/小山鹿梨子『ノートより安い恋』、東雲佑/輝竜司『図書館ドラゴンは火を吹かない』、大間九郎/ヤスダスズヒト『ファンダ・メンダ・マウス』
・エッセイ:『夢の樹に住めたなら、とは思わないものの』
・詩:『豊穣』
前号から価格は据え置きでページ数は1.5倍。よろしくお願いします。
帯広のSalon斎藤亭というところで行われたオオフジツボ(バンド名)のライブに行ってきた。いちおうケルトを中心としたアコースティック・ユニットということなのだが、プログレ的でもあり、ニューエイジ感もありとジャンル分けしづらい魅力を持っているなと感じた。メンバーがほぼそっち系だということもあり、どこかJ-RPGのフィールド音楽を想起させるのだが(そういった音楽のファンは必聴だと思う)、凄腕の三人による確かなヴィジョンを持った演奏は、まるでファンタジー世界そのものに連れて行かれるようだった。zabadak『宇宙のラジヲ』にも収録されている「秋霖」、オオフジツボとリタ名義でも録音されていた「凪の旅路」、言わずと知れた「リベルタンゴ」のカバーといった辺りが聴けたのが特に嬉しかった。会場もすてきだったが、この集客の多さでは次はきちんとしたホールなどになるのだろうか。何にせよ賑わって欲しいものだ。
今日のCD。
Ska Me Crazy: The Best of Tokyo Ska Paradise Orchestra
- アーティスト: Tokyo Ska Paradise Orchestra
- 出版社/メーカー: Anagram UK
- 発売日: 2005/04/19
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
東京スカパラダイスオーケストラ『Ska Me Crazy: The Best of Tokyo Ska Paradise Orchestra』
日本のバンドによる英Cherry Redレーベルから出たベスト・アルバム。2005年発売。『FULL-TENSION BEATERS』、『Stompin' On DOWN BEAT ALLEY』、『HIGH NUMBERS』と三枚のアルバムを中心に、コンピレーションの楽曲や未発表ライブなども収録した作品ということだが、特別に今作を聴かなければいけないわけではない。一枚ということなら『FULL-TENSION BEATERS』かその当時のライブ盤『GUNSLINGERS』を薦めるし、残りの二枚も名盤なのでアルバム単位で聴いてみてほしい。とはいえ、ユーロ・ツアーの予習用として編まれたであろうインスト中心の選曲はなかなか国内の編集盤にはない味がある(先日の武道館で口火を切った「The Movin' Dub (On The Whole Red Satellite)」など渋い)し、ライブを切り取ったジャケット写真のアートワークも格好良い。単純にこの頃の初心者向けベストというなら『BEST OF TOKYO SKA 1998-2007』があるが、スカパラのよりディープな魅力というか、『ロック』バンドだった頃のスカパラをうまく切り取ったものなので、もし見かけることがあったら一度聴いてみてほしい。繰り返しになるが、CDで持っていたくなるアートワークでもあることだし、お薦めだ。