虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

love your hateblo

々と『剣の街の異邦人』をプレイしている。ビギナーモードなのにかなりキツい。が、個人的にはダンジョンハックはこのくらいの歯ごたえがちょうどいい。『不思議のダンジョン』シリーズなどもそうだが、ヌルめのゲームに親しんでいるとどうしても引き際が甘くなるというか、戦闘なども流れ作業にしがちだが、そんなことをしていると気づけば即死、ということになりかねない。それでいて、3DダンジョンRPGとしてのUIは完璧というか、痒いところにすべて手が届くかのような行き届いた仕事に感服するばかりだ。改めてお薦めのゲームだ。序盤で躓いてもめげずにトライしてみてほしい。きっととんでもない時間泥棒に化けるはずだ。

しぶりに小説の執筆が調子よく進んでいる。今度こそは『狐の嫁入り』本編をお届けできる予定だ。執筆BGMはクラシックロック系。T.RexだのQueenだのと聴いているとなんだかこういった音楽ばかり聴いていた10代の頃を思い出す。老成、にあこがれでもあったのだろうか。この歳になるとまったくそんなものはいらないなとも思うわけだが、まあ、趣味が古いだけ、ということにしておきたい。

ーム実況が面白い。ずっと2BRO.、三人称、でれおじといったあたりの動画を観ている。最近とんとテレビを観ていなかったのだが、そういったものに代わる、BGVとして流していてもじっくり見入っても楽しいコンテンツでありがたい。

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最近の死ぬほど笑った回。

日のアルバム。

love your Best

love your Best

 

 豊崎愛生『love your best』

日本の声優によるベスト・アルバム。2017年発表。これまでに発表された三枚のオリジナル・アルバムから選曲された15曲に、新録1曲を加えたもの、ということだが、こういった企画にありがちな、熱心なファンとしての文句はどうしても出てしまう。特にシングル曲で最も重要だと僕が思っている「フリップ フロップ」がCD/アナログ(なんと選曲の異なるアナログ・レコードも出た。現在入手困難)共に収録されていないというのは理解できないし、1stアルバムの楽曲であれば「march」などもまた、アーティスト豊崎愛生の幅広い一面を伝えるものになると思うのだが。とはいえ、そういったあれこれも含め、『ベスト盤の選曲、曲順を見て聴いてあれやこれやと言ってほしい』という、音楽オタクとしての豊崎愛生の心憎い演出でもある、というのが今作の面白いところだ。単なるシングル・ベスト+αではここまで語りどころがなかっただろうし、そういったところにも豊崎愛生のアーティスト性の豊かさが現れてくる。

ベスト盤語りなのでもう少し長めに書かせていただくが、『豊崎愛生』、というひとを、そのアーティストとしての活動を追いかけるとき、『音楽オタク』である、ということを把握するのは大事なファクターだと思う。最近だとナタリーでのインタビュー記事などが良い例だが、天性のスター、というよりは、単純に自分がリスナーとして音楽を愛しているからこその理解、が楽曲表現やステージングに現れる、というのが面白い。だからこそ、『アニメ音楽ファン』だけではなく同類の『音楽オタク』にこそ聴いてみて欲しいし、そこには少し笑ってしまうほどの共感があるのではないか、と思うのだ。

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