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虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

嘘つきはてブロとくじら号をめぐる冒険

日記

ダンジョンタウン ~遺跡の森と夢魔の薬~(リンク先18禁)にハマっていて特に話題が無いのと、ここのところ書いていなかったので、最近聴いた音楽特集でも。

Little Museum of Bird

Little Museum of Bird

 

小鳥美術館『Little Museum of Bird』

日本のユニットによる1stミニ。2016年発表。この時期になるとぼちぼち年間ベストでも決めよう、という気になるのだが、今作は完全に伏兵だった。本当にごくシンプルに、アコースティックギターと女性ヴォーカルだけで成立する世界、なのだが、無駄が無いというだけではなくここまで豊かに響くのはなぜだろう。今年最も『音楽の魔法』を感じた一枚だった。特に、アコギの表現に関しては感心するばかりだ。また間隔を空けずにリリースしていただきたい。

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the Post

the Post

 

リーガルリリー『the Post』

日本のバンドによる1stミニ。2016年発表。編成の関係で(初期)チャットモンチー風な、と形容されることが多いが、もう少し『ヘン』なバンドだと思う。楽曲こそオーソドックス、かつ高品質なギターロックだが(フックの付け方に個性があってそれも良いのだが)、どこを向いてどこから現れたのかが今ひとつ判然としない歌詞がとにかくすばらしい。何を言いたいか、はきちんと伝わるしエモーショナルなものではあるのだが、不思議としか言いようが無い。個人的に『けいおん!』で観てみたかったガールズ・バンドの姿が重なるというのもあり(放課後ティータイムはあれはあれで好きだが)、今後も気にしていきたい存在。

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Dance on a Sinking Ship

Dance on a Sinking Ship

 

SPEAK NO EVIL『Dance on a Sinking Ship』

日本のバンドによる1stミニ。2016年発表。巽朗(ex-DETERMINATIONS)と元晴(SOIL & "PIMP" SESSIONS)が在籍する『Island Jazz』バンド、ということでSKAやロックステディなどジャマイカの音楽をジャズ的に表現する(或いは逆)、というバンドであり、バンド名にもなっている「Speak No Evil」の名カヴァなどまさにその好例だろう。ここで描かれているのは何度も表現されつつもあまりオーヴァーグラウンドで語られる事の無かった『ジャマイカン・ジャズ』そのものであり、たとえばMonty AlexanderやErnest Ranglinといったミュージシャン達が鳴らし続けてきたものが実を結んだ、とも言えるだろう。都市型、洗練のジャマイカン・ミュージックとして本当にすばらしい一枚だ。

 

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KEEP ON BLOWIN'

KEEP ON BLOWIN'

 

巽朗『KEEP ON BLOWIN'』

日本のアルトサックス奏者による1stミニ。2013年発表。せっかくなのでこちらにも触れておこう。プレSpeak No Evil、だったかどうかは寡聞にして知らないのだが、少なくとも音楽性は確実にそうであることがわかるジャマイカン・ジャズ・ミュージック。国内外の強者を揃えて奏でられる音楽はとにかく甘く、イージーリスニング/ムードミュージック的ですらある。単純に、極上のBGMとして聴くのも間違っていないと思うのだが、その確かな技量が鳴らす音色に耳を傾けてみるのも良いのではないか、と思う。

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