虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はて・ブロ・シスタ

例の告知。6/19(月祝)にホテルさっぽろ芸文館で行われる北海道COMITIA4にサークル『SurvivalSicknessCity』として参加。スペースNo.はC17、今回も百合小説の既刊と新刊を持っていく。

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『つづく光e.p. -乙種魔法取扱者-』

新書判 本文42ページ 600円 イラスト うたかた( @ssmk_eve )

『あたらしい魔法e.p. -丙種魔法取扱者-』に続くエブリデイ・マジック百合短篇小説第2集。全5篇を収録。

後日ダウンロード販売も用意する予定だが、物理書籍購入者(通販含)には特典としてポストカードを用意。

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前作とは世界観のみの繋がりで、今作から入っても楽しめるように書いたつもり。宜しくお願いします。pixivにて『イントロダクション』公開中。

屋の片付けをする。目標は自室に人が呼べる程度、というといかにもハードルが低いか汚れているかといった趣だが、まさしくその両方なので何とも言えず。とりあえずオフでTRPGが出来る環境を獲得したい。

坂雄二『リロ・グラ・シスタ the little glass sister』を読む。とんでもない才能。もし僕がミステリ作家を志していたならば筆を五回ほど折っていただろう。綾辻行人氏の選評通りに、すべての要素が綱渡りのバランスで成功している、とてもデビュー作とは思えない、しかしデビュー作でしか起こし得ない奇跡。正しく天才とはこういう人物のことを言うのだろう。文庫版の装丁も非常に格好良く、お薦めだ。

リロ・グラ・シスタ: the little glass sister (光文社文庫)

リロ・グラ・シスタ: the little glass sister (光文社文庫)

 

日のアルバム。

What a Wonderful World Line(通常盤)

What a Wonderful World Line(通常盤)

 

fhána『What a Wonderful World Line』

日本のバンドによる2ndフルアルバム。2016年発表。前作が去年のベストだったということもあり、かなり期待して聴いたのだが、第一印象はひたすらに地味、といったところだった。しかし2周目を聴くうちにあらためて、このバンドのセンスの良さというか、ベタをベタとしてやりつつも陳腐を回避する凄みのようなものがわかってきた。基本的には前作から地続きの、イエロー的なファンクネスを押し出したエレクトロニカ以降のJ-POP。といった音楽性なのだが、よりこなれて肩の力が抜けている、ように思う。キラーチューンにこそ欠けるような気はするが、アルバムとしての流れ、心地よさは前作よりも増しているぐらいだし、日常のサウンドトラックとして、ふとした瞬間に音楽プレーヤーから流れてきたりしたら最高。だろう。初めて聴くのならやはり前作か、とは思うものの、聴き疲れしないのは今作ではないだろうか。一度アニサマのライブ映像を観たことがあるのだが、面白そうなのは伝わってくるのだが決してアリーナ・クラスとは言えないアクトだったということもあり、一度ライブハウスで観てみたい、と思う次第だ。


fhána「虹を編めたら」MUSIC VIDEO