燃える車にはてブロは傷むかい
先週のお題、「好きな街」ということで書いてみる。愛憎、という感じではあるがやはり地元は好きだ。音更、帯広、十勝。根が張ってしまいもう他の土地に住める気がしない、というのもある。衣食住(特に食)の充実ぶりはありがたいのだが、もう少しだけ娯楽が充実するというか、オタクに優しい町になって欲しい、とは思う。
帯広市図書館に金原瑞人氏の講演を聴きに行く。講演内容は大学の授業に近かったのではないかと思う(大学の外部で授業を依頼されることも多いそうだ)。縦書きと横書きにみる日本語の不思議、をジョン万次郎のエピソード(ちょうど翻訳の仕事があったらしい)を軸に解いていく。非常に興味深く、語り口も軽妙であり、最後まで楽しく拝聴した。氏が翻訳したフランチェスカ・リア・ブロック『"少女神"第9号』(こちらもすばらしい内容だった)にサインをもらう。まじめに(マイペースに、でもあるが)英語を勉強ようと誓う。
映画『ショート・カッツ』を観る。作品そのものも非常に面白かったのだが、なるほど『バードマン』や『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(いまはディカプリオと組んだ『レヴェナント』の、と言うのが最も通りがいいだろうか)への影響について考えさせられた。というか、正直に言ってしまおう。『バベル』より先に観なくて良かった、というレベルだ。『バベル』はそこそこ好きな映画だったのだが、技法や作風など、こちらを先に観ていたらどうしても参照してしまっていただろう。偉大すぎる映画、というのも時に罪だ。というほどにすばらしい映画だった。
今日のCDはお休み。