虚空の黙祷者

クローカ/黒岡衛星の日記帳

はてブロ・マグネチコ

スカパラダイスオーケストラ『BEST OF TOKYO SKA 1998-2007』をとても久しぶりに聴く。唯一無二の『トーキョー・スカ』はこんなにも洗練されていてクールだ。近年のスカパラが未だ攻めの姿勢であり変化を恐れない姿勢には感服するが、ここのところ滑りっぱなしなのでそろそろどうにかしてほしい、という愚痴に落ち着いてしまうのはここに一つの到達点があるから。個人的にはアルバム『FULL-TENSION BEATERS』とそのツアーを記録したライブアルバム『GUNSLINGERS』が最高傑作だと思っているが、この2枚組ベストは選曲も含めてほぼ完璧に『スカパラのパブリック・イメージ』を聴くことが出来る。お薦めだ。

NHK-FMで一度『今日は一日アウト・ジャズ三昧』などやってくれないものだろうか、と思ったのだが、そもそも『アウト・ジャズ』というタームがあまり一般的ではないらしい。『ジャズのパブリック・イメージ』から外れた楽曲ばかり流れる三昧。というのはプログレ三昧とパンク/ニューウェーブ三昧を足して2で割ったような楽しい放送になると思うのだが。

サイクルブックという、帯広の古本/中古レコード屋に顔を出す。前時代的ないかがわしさを残した店内と、地元ではまず買えないであろう珍しい品が置いてある貴重な店だ。少々高価だったがThe Dismemberment Planの日本盤をまとめ買いし、雑談に興じる。地元で音楽の話ができるのは貴重だ。出来れば月イチ程度の頻度で通いたいと思っている。